この遺跡は、Sukhothai遺跡都市のKamphaeng Hak門を出て東へ進み、
南へ少し入ったところにあります。
遺跡は、東から基壇の上部に柱の跡が残るViharn、
屋根が無くなっていますが立法体のMandapaが残っています。
Mandapaの壁は、Porchがあった東側の壁を除き、
各方角の壁は、美しい漆喰のレリーフで飾られていました。
・北側の壁のレリーフは、Nalakhiriと言う名の象に罰を与える場面。
(と説明には書かれているが、実際に北側の壁を見ると、象は描かれて無いように見えます。)
・南側の壁のレリーフは、自分の母に説教した後、天国から天女に囲まれて降りて来る場面。
・西側の壁のレリーフは、Kabinlapatの町のShakyavamsa clanへ説教している場面。
右の写真は、Mandapaの南側の壁のレリーフです。
その拡大写真です。
天女に囲まれて天国から降りて来る
仏陀が描かれていました。
スコータイ美術の最高傑作と
言われていたようです。
今では、レリーフは崩落していますが、
崩落前に作られたレプリカが、
Ramkhamhaeng国立博物館
に
展示されています。
Mandapaを南西から見たところ。
南西から見たところ。
南東から見たところ。
南東から見たところ。
東正面から見たところ。
Mandapaの手前の林立する柱の跡は、
Viharn(礼拝堂)です。
Mandapaの東側にはPorchがあり、
そこから内部を覗いて見たところ。
かつて、ここには仏陀が祀られていたのであろう。
また、Porchの上部は、レンガのせり出し構造で、
アーチ形状が作られていました。
北側から見たところ。
北側の壁の碧眼部です。
最初の説明板には、
「北側の壁のレリーフは、Nalakhiriと言う名の象に
罰を与える場面。」と説明がありましたが、
象は見えません。
一方で、地球の歩き方 タイ '04~'05 には、
北側のレリーフは、
「仏陀が妻に説法する為に戻って来た時の様子」
と説明が有りました。
このレリーフは、地球の歩き方の説明の方が、
しっくり来そうです。